小さい頃から食べることが大好きだった。
食い意地がはっていた。食べ物に対する執着心が半端なかった。
でも食べることが好きって人にいうのが恥ずかしかった。
なんとなく女の子らしくない感じがして、小学校の時とか、好きな食べ物は？
って聞かれて、本当はステーキとかお寿司とか答えたかったけど、恥ずかしくってイチゴとか答えていた。
高校生になって、ストレス解消とか寂しさを紛らわすためとかで過食するようになった。でも、人前で脂っこいものとか、沢山の量がどうしても食べられなかった。
極端なダイエットとリバウンドを繰り返していたし、食べなければ痩せるという間違った考えをしていたので、栄養のこととか、全く考えなかった。
食べ物は心の拠り所であり、でも憎んでいた。
料理はよく作った。家族に美味しいと言われるのが好きだったので、夕ご飯担当をしていた時もあった。あとお菓子づくりもはまった。
一日中料理を作り続けていたこともあった。
大学生になって、寮に入ると、人目が気になって料理を作ることが出来なくなった。
2年くらい、作らなかった。コンビニごはんとか学食とか食べてた。
相変わらず食べることが好きっていうのは恥ずかしいことだと思っていたので、食になんか全然興味ないふりをした。
隠れて過食するようになった。ガタガタの食生活で、生活は安定しなかった。
だけど、今の恋人と付き合ってから考え方が変わった。
男はみんな痩せてる女の子が好きと思ってたから、痩せなきゃ痩せなきゃばかり考えていたけど、「このままでいい、食べることが好きなら、好きなことをやって何が悪いんだ。なんも恥ずかしくない。ありのままでいい。人間はご飯を食べなきゃ生きていけないのだから、食べることは素晴らしいことだよ」と言ってくれた。
寮をでて、自炊をするようになって、自分の好きなものをなんでも作るようになった。
栄養も考えるようになった。
何よりも自分が作ったものを食べてもらうことの幸せに改めて気づいた。
どうせこんなに食べ物が好きなら、食べ物に携わる仕事がしたいなあと思った。
それで勉強がてら、このブログをやることに。
作ったものとか気になるレシピとか、あとその日つかった食品の栄養についても調べていこうかな。